赤城自然塾について

赤城自然塾は環境教育プログラム策定のための広域連携組織として、赤城山の自然保護・保全活動を通した環境人材の育成を行っています。

赤城自然塾のコンセプト

「自然は祖先から譲り受けたものではなく子孫からの借り物である」

私たち“赤城自然塾”の活動を象徴する言葉として、「自然は祖先から譲り受けたものではなく、子孫からの借り物である」「借りたものは借りたときの姿で返す」というネイティブアメリカン・ナバホ族の教え以上に相応しい言葉はないと思います。

このほかにもニュージーランド・マオリ族も同様な自然館を持っていたそうですし、ネイティブアメリカン・イロコイ属の「どんなことも7世代先まで考えて決めなければならない」や「アイヌはその年の自然の利子の一部だけで、食う事も、着る事も、住む事もやっていた。自然の利子の少ない年には貧しい思いもした。それでも自然の利子の一部しか食わなかった」といういくつかの先住民の言い伝えも、かけがえのない自然の尊さと次代に健全な自然(地球)を伝えなければならないという、私たちたちの世代のやらねばならぬ責務を明らかにしてくれています。

私たちは、子供たちに自然の大切さを伝え、多くの人たちと自然に接し、みんなで共感し合うことが、失われた自然を取り戻し、さらにはその土地が培ってきた文化や風土を私たちの子孫に引き継ぐための近道ではないかと考えています。

私たちの子孫に借りを作るのではなく、私たちが守り育んだ蓄えを残すことを目指して、活動していきたいと考えています。

赤城自然塾の目的と活動

赤城自然塾の目的

  1. 文部省の学習指導要領に対応した環境教育プログラムづくり。
  2. 赤城地域の環境課題の解決と環境保全。
  3. 自然の仕組みがわかり、日常生活に活かせる“人づくり”。
  4. RCE・産官学民協働で環境教育を推進するモデルケースをつくる。

※RCE/「国連-持続可能な開発のための教育の10年-」を推進するための先進的な取組事例として、その活動内容を世界に発信し、ESDを広めていくための地域の拠点。
※ESD/持続可能な開発のための教育

赤城自然塾の活動

赤城山を丸ごと遊ぶ 春夏秋冬。
山頂付近の大沼・小沼・覚満淵をはじめ、ふれあいの森、青少年交流の家、昆虫の森、サンデンフォレストといった施設など地域の豊富な環境資源を活用して ①環境教育プログラムを策定し実践する。 ②環境課題を教材にしたプログラムを実践する。 また、そのための支援活動を推進する。

アクセス

特定非営利活動法人 赤城自然塾
群馬県前橋市上大島町西ノ山140-4 上毛資源㈱天川大島プラント内
TEL:027-225-2254(平日9:00〜17:00)